錫 石目燗鍋 - 2010/01/18

錫製の燗鍋、長く制作を休止していたものを久々に復刻しました。
もともと茶懐石を主とした料亭向けに作っていたものですが、鍛造(打ちもの)は大変手がかかるために製作が追いつかず、かれこれ10年ほど遠ざかっていました。すでにお使いいただいている料理屋さんからの強い要望で、古い木型を掘り起こし、ようやくこの度完成しました。本年分として8個限定で製作しました。
ざらざらとした石目(いしめ)の肌合いで、真っ直ぐ上に伸びた蓋のツマミが特徴的なデザインです。ちょうど二合(360cc)入る内容量、長さ14センチ、幅10,5センチ、高さ15センチの大きさです。ずしりとした重みのある質感。
52,500円で販売を始めました。個数に限りがありますので、ご注文はお早めにどうぞ。
Post: 2010/01/18 15:31 |
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出初式、10日ゑびす - 2010/01/12

恒例となりました新春の大きなイベント、出初式に出てきました。京都市の出初式は、消防職員、消防団員のほか、地域の防災会など住民も含めての、京都の防火防災を誓う大きなイベントです。消防車やヘリコプターのパレードも見もの。沢山の市民も観客としてお越しになり、沿道の子供たちも大喜びでした。
いつもの出初と違うところはまず、市内にある沢山の大学からボランティアとして防災に携わる「
学生消防サポーターズ」の存在です。阪神淡路大震災でも活躍した、学生ボランティアを組織化し、文化と歴史都市京都を学生達の手で守ろうという運動。パレードにも沢山の学生が参加していました。
私の参加した部隊は、実際の消防団活動の一端の様相を見ていただく隊列。今年ま新しくなった作業用制服とともに、新しく創設されたクレーン作業などを行う機甲部隊を見ていただきました。京都市全体の50%、およそ30万戸の木造建築は、消防団や地域の各防災会など市民の手によって守られています。地域に根ざしたお祭りとともに、防火運動は京都町衆の活躍の場でもあります。
市内には、およそ500人に及ぶ「年少消防クラブ、少年少女消防クラブ」のメンバー達がいます。子供たちはそれぞれの防火防災意識を高めるとともに、各種技術を学んでいます。寒いなかにもかかわらず、元気一杯のパレードでした。
夜は、商売繁盛の神様、えべっさんへお参りしました。縄手通りは完全に渋滞・・・。
Post: 2010/01/12 10:55 |
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MASUGATA ぐい呑みセット - 2010/01/09

この新春、年のはじめに当店ショーケースを飾りますのは、創作の品「MASUGATA ぐい呑み」の酒器揃いです。錫製の5つの模様・色違いのぐい呑みが、同じく錫製の蓋付きの箱にぴったりと収まる様に出来ています。
樽から出してすぐの酒を桝で呑むことをモチーフにした、おめでたいしるしの杯です。所々に純金箔をもちいて着色してあるのも特徴。
弊社に入社二年目になる最も若い職人が製作、2009年の秋に開催された「
工芸都市高岡クラフトコンペティション」に出品し入選した作品です。
従事してまだ間もない未熟者ではありますが、就業後の手間と時間を惜しみなくかけて作り込み、また細部にいたるまで気を配ってでデザインされたなかなかの逸品です。見どころは、単に板を張り合わせただけでなく、指物の様に板と板あわせる際に互い違いになるようにする桝組をデザインの一部として取り入れたところでしょうか。肌のアクセントにもなって、大変美しく作られました。
(錫98%・銀2%、鍛造製)
いつもは、定番の「迎春用屠蘇器揃」が店を飾るところ、今年は違ったハレの器を展示してみました。
Post: 2010/01/09 11:54 |
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4日より通常通り営業 - 2010/01/05

正月は3が日の間お休みを頂戴し、4日月曜日より通常通りの営業をはじめました。本年もどうぞよろしくお願い致します。
開店より、多数のお客様にご来店いただいております。やはり国際観光都市京都ならでは、年末年始を京都で過ごされる世界各国からのお客様がおいでのようです。
この近年店頭で変化を感じるのは、お酒を燗をして召される方が格段に増えたと感じています。それまでは、よく冷やした端麗な切れの良いお酒を、瓶から直接カップやぐい呑みに注ぎぐいっと呑まれる方が多く、大き目の杯がよく売れていました。いままた、以前の定番商品ような燗徳利、ちろりが徐々に見直されています。燗が今後、世界的に広まってゆく気がしてなりません。
1,4合入り、2,1合入り燗徳利。
話は大きくそれますが、毎年お正月はお墓参りにゆきます。先祖の菩提寺とは別に、創業者初代源兵衛が大変お世話になった修行先が眠るお墓が、壬生のとあるお寺に安置されています。
うちからも程近い御所の手前にあったこの磯江というこのお家は、今から170年以上前に初代源兵衛が錫の器の製法を学び、また独立を援助いただいた錫師の工房です。残念ながらもう50年以上前にお家は絶えてしまい、このお墓もあやうく無縁のものになるところでした。これを戦前、当家が代わってお守りをするようになりました。
以来、血の繋がりは全く無いお墓ですが、盆と正月には欠かさずお参りを続けています。
時の流れは早く目まぐるしく変わってゆく世の中ですが、先人はあの世からも見守ってくれていることでしょう。
Post: 2010/01/05 10:37 |
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A Happy New Year ! - 2010/01/01

明けましておめでとうございます。
新型インフル騒動、世界的な金融危機がいまだつづくなか、2009年は島国日本の地方都市にいながらにして世界とのツナガリを身近に感じられる年でありました。ペルシャ湾の砂漠国が債務返済繰り延べを宣言しただけで、日本、世界の企業株価が軒並み急落することなど、20年も前には考えられなかったように思います。
たまたま機会を頂戴して、1月にパリ市、11月にニューヨーク市での展覧会に参加させていただきました。ジェット機で10時間以上、まさに地球の裏側。ここはどちらも世界観光都市であり、また世界の様々な人種が交差交流している地でもありました。展覧会を切り口に、その年で1週間暮らしてみると、表面的ではありますが様々な表情を見せてくれました。
時を同じくしてこの半年間に、当工房のウェブサイトの多言語化に踏み切りました。まだまだ道半ばではありますが、英語、フランス語、中国語の紹介ページを作りました。それら言語圏の地方へ当工房のモノを売るということではなく、出来る限り多く広くお客様に日本の金属工芸品を紹介し、日本へ京都へ立ち寄られる機会ありましたらぜひ当方へおいでいただくことを願っています。
実際のところ、この一年間は本当に沢山のお客様をお迎えすることが出来たのではないかと感じています。加えて、沢山の国々の方からメールを頂戴することもありました。
実際にインターネットを通じてご注文頂き、各地へ商品をお届けすることもかなり増えたと感じています。地球の裏側からでも簡単にクレジットカードを用いて決済が出来る、便利な時代になりました。
さて、世界の混乱が続く中、今年はあえて当工房から半径1kmにある私の狭い行動範囲の魅力をご紹介させていただこうと思います。狭い中でも、ごく個人的な場所、散歩道を見て感じていただこうと。。。。。1,000人の人が居れば1,000の故郷があるように、好きな場所、懐かしい場所が、人の価値や行動の原動力になるのではと考えました。
これは、春に企画監修し発表した豆本制作キット『京の魁:寺町編』が大きく影響しています。位置する地域の商店街のイメージアップを目的として、地域の各個店を紹介してゆくごく小さな豆本です。製作の最中で私自身が沢山の地域の魅力を再発見することができたことで、商いは『通りや町、街』とお店が密接にかかわっていることを知ることになりました。
また、もう少し広い視野においては、6年の歳月をかけて研究してきた「京都」という地域ブランド。人や企業などを集約し編集した「
京の着眼力」を、ようやく出版にこぎつけることが出来ました。
09年は、当店が創業して170周年を迎えました。創業よりその間、この街も様々に遷り変わったことと思います。寺社の門前街として発達し、遷都や市電の開通、戦争を乗り越えての高度成長、変わらぬ街、進化する街を今後もお引き立てくださいますよう。
■ 『清課堂の散歩道』は下記よりPDFファイルをダウンロードしてお楽しみください。
清課堂からの招待状(PDF:348KB)
1) 末廣寿司(スエヒロズシ)
自家製甘ダレが懐かしい焼き穴子の箱寿司。ひょいと持ち帰り。
2) 下御霊神社(シモゴリョウジンジャ)
お参りの後、手水にて持参の水筒に水を汲み、澄んだ空気を一呼吸。
3) 堺町御門(サカイマチゴモン)
御所の周囲を固める門を抜けると、広大な空が包んでくれる。
4) ELFOGON(エルフォゴン)
スパニッシュバルにて、ワインとタパスとアヒージョを。
Post: 2009/12/24 17:45 |
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